ドイツ競馬 - Column

  ☆ お出迎え君 ☆  
Next Desert


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2003.08.25 - シンコウフォレスト産駒、ドイツでデビュー!
 
Sparkasse賞に行ってきました。とは言ってもデュッセルドルフ競馬場ですが(笑)
これでドイツ競馬3年目突入やなぁ、としみじみ感じた次第です。
ドイツに来た当初、右も左もわからない状態だったんですが、今頃になって
「なんで6月に来てて、ダービーもドイツ賞も見てないんやぁ!」
と思ったりもする始末。

振り返れば、2001年7月初旬週末テレビのチャンネルを必死で変え、
「どこかで競馬やってるんちゃうやろか!?」
と期待しながら見てて、5時ごろ・・・放送を発見!
会社のドイツ人から
「競馬の放送なんてテレビで見たことも無いわ。やってないんじゃない?」
と言われ続けたのにも関わらず(笑)
こうして無事ドイツ競馬を初めて映像で見たんですが、当時の競馬好きに
メインレースの出走馬一覧を送った記憶があります(笑)
重賞3着馬が出てるなぁ〜とか言われた記憶があるんですが・・・
馬名は不明・・・かつ、レース名も不明(T-T)

で、昨日のデュッセル競馬は当たったり外れたり。
最終レースに、2年前初めてデュッセル競馬に来たときに目の前で勝った馬、
Aennchenという馬が出走してました。
最近不調続きで全然人気がなかったため、さすがに馬単は控え、
ワイドで思い出馬券として数点買いました。
そしたら5着(笑)
もーちょっとがんばってくれたらなかなかいい配当になってただろうに(^_^;
でもデュッセル、クセがあるコースなのか分かりませんが、ここで走った馬は
他の競馬場で惨敗してても上位に来ることが多々あります。
毎度毎度デュッセル得意な馬はチェックしてるんですけどね。
さすがに馬単や3連単となると買い目を絞ってしまってうまく当たりませんね。

ところで、日曜日にブレーメンでドイツ競馬で初めて「シンコウフォレスト産駒」が
デビューしました。
日本で走ってた馬が種牡馬となってドイツで産駒がデビューするのは初めてなんじゃないか?
とも思えますが、どうなんでしょう?
名はShinko's Best(シンコーズベスト)という馬でアイルランド産です。
Andreas Wohlerという有名厩舎で管理されていて同厩舎の2歳有力候補の
はずだったんですが、デビュー戦は2番人気5頭立て5着。
後ほどレースの映像を見てみたいと思ってます。
Shinko's Bestは父シンコウフォレスト、母Sail awayという血統で
近親には今年のダービー候補として直前でSchlenderhan牧場が買い取った
Grosser Muller Brot-Preis(Gr.II @Munchen)3着のSilver Spurがいます。
Silver Spurはダービー13着と大きく負けましたが、これは2400mという距離の壁が
あったのでは?とも思われます。過去3走すべて2000mで好走。

今週からバーデン開催。
今年のバーデン大賞はぜひ見に行きたいなぁ・・・

2003.08.19 - Pokal、Jacques le Marois、Arlington Million Stakes結果
 
Dai Jin...
もうほんとに強すぎです。
レース中、ペリエはずっと追いっぱなし。
彼(Dai Jin)が本気を出して走ったのは残り300mだけ。
驚異的なスピードでNext Desertをもあっさりと交わしてゴール。
Next Desert贔屓な私ですら、あのDai Jinの脚には脱帽でした・・・
WarrsanSagittariusと共に前で引っ張ったものの、脱落。
Sabiangoに関しては、レースに参加しただけ、のような形で終わってしまいました。
しかしながら、レース的には今年一番の内容だったと言えるかもしれません。
今年と昨年のダービー馬でワンツー。
ドイツ競馬的にはすばらしい結果に終わったんじゃないでしょうか?
ちなみにDai Jinは次走バーデン大賞かオイロパ賞へ向かうと思われます。
そこを叩いて凱旋門賞ですね。
ペリエが認めるのであれば、ジャパンCに登録するかもしれませんが、
JC当日のペリエはおそらくシンボリクリスエスに騎乗。
Dai Jinを乗りこなせるのはペリエしかいないと思うんですが、ジャパンCに参戦するなら、
T.Hellierあたりが妥当なのでは?
Starkeは薬物問題に加え、「もうDai Jinには乗らん」宣言をしてるらしいですから。
ただし、エンジンのかかりの遅さ、状況判断できているのか?というような点から見ると
左回りですらネックになる可能性も無くはないですね。
バーデン大賞(左回り)であの走りを見せれば文句なしでしょう。
ちなみに凱旋門賞出走ならペリエが騎乗するようです。
コーナーの少ないロンシャンも不安を残すなぁ(笑)

フランス、ジャックルマロワ賞にはドイツからMartilloが参戦しましたが、
早すぎる仕掛けと流れの不向きで完全に止まってしまって7着に終わりました。
かなり早い位置で先頭に立ち、モニター前のドイツ人たちを沸かせましたが、
それもすぐにため息に変わってしまいました。
あの馬はコーナーワークを必要とするコースの方があっているのかもしれません。
ただレース的にはかなりレベルが高かったと思います。
Six Perfectionsは完璧なレース運びで着差以上の快勝。
2着Domedriverも力どおりにレースを運んだ感じでした。
ローエングリンは・・・ちょっといいところなしでしたね。
騎乗ミスも無かったとは言い切れない感じでしたが、騎手が直線1600mに
不慣れであった、という問題もあるでしょう。
それに比べ、無心で乗った(?)勝浦騎手のテレグノシス3着は立派。
いい位置取りでレースができ、うまく流れに乗れたといった感じでしょう。
Dubai Destinationはどこに消えたんですか・・・?と・・・
しかし、日本のサイト、思ったよりも結果発表遅くなかったですか?
そんなものなのかな?

ところで16日にはアーリントンミリオンがアーリントンパークで行われました。
Storming Homeがゴール直前で何かに驚いて降着になり、Paoliniが3着から2着に繰り上がり。
Sulamaniは1着繰り上がりでゴドルフィンはG1制覇100勝目だそうですね。
Kaieteurも繰り上がってPaoliniと同着。

またこのアーリントンパークでの同日、ドイツからさらに2頭の馬が出走してました。
Chan Chanは見事勝利!
WalzerkoeniginはBeverly D.Stakes(GI)で4着。
ちょっと悲しいですが、WalzerkoeniginはDirektriumのサイトで「nicht Aktiv」に
なってしまっているので、もしかしたらアメリカに移籍したのかもしれませんね。
元々Taiki Farm/USA出身ですので。
個人的には日本で繁殖牝馬になって欲しいんだけどな・・・

今週末は早くも私的には3回目のSparkasse賞がデュッセルドルフ競馬場で行われます。
ドイツに来て初めてドイツ競馬に行ったときにこの競走が行われていたので
この日は私にとっての個人的記念競走。Cuxhavenを回避してここに参戦です(笑)

2003.08.13 - Pokal、そしてJacques le Marois賞!
 
Credit Suisse Private Banking Pokal(Gr.I)
とうとう7頭まで減ってしまった。
昨年はYavana's PaceSalve Reginaの物凄い叩きあいの見れたこのレースだが、
ちょっと寂しい頭数になってしまった。
しかしながら物凄い興味深いメンバーである。

Credit Suisse Private Banking Pokal (Gruppe I : 2400m)
Dai Jin (O.Peslier) : 今年のダービー馬
Millenary  : 今年のPrincess of Wales's(Gr.II)勝ち馬
Next Desert (A.Starke) : 昨年のダービー馬
Sabiango (E.Pedroza) : 前走ドイツ賞勝ち
Sagittarius (F.Diaz) : ノルウェー馬。英国でも好成績。
Warrsan (P.Robinson) : 今年のコロネーションC勝ち馬
Well Made (T.Hellier) : 昨年のオイロパ賞勝ち馬

個人的にはやはりNext Desertに注目だが、ここ数日猛暑が続いてるため馬場がパンパンなら回避してしまう可能性も多いにありうる。
またMillenaryもいまだ騎手未決定で回避の可能性も。
そうなったらまた5頭立てかぁ?
でもNext Desertはかなりここを走らせそうな雰囲気でぜひぜひ前走の屈辱を果たし、ドイツ最強馬の名を取り戻したいところだ。
しかしながら古豪復活のSabiangoが待ったをかけるかもしれない。
コロネーションC勝ちのWarrsanも黙ってはいない。
King George VI and Queen Elizabeth Diamond Stakesでは、強敵の前に6着に沈んだが、その強敵に比べるとここはそれほどでもない。
ドイツ最強馬言えども・・・

また、この17日には日本でもタイキシャトルが勝ったレースとしておなじみのジャックルマロワ賞がフランスのドーヴィルで行われる。
日本からはローエングリンテレグノシスが参戦し、かなり盛り上がってきてるようだが、
この日はドイツからもドイツ最強マイラーの名を背負ったMartilloが参戦する。
前走は古馬を相手に圧勝したもののハンデ差が5kgもあり、はっきりした形で古馬との差をつけたわけではないが、
メンバー次第では上位にこれる実力は十分に持っており、どかんとやってくれるかもしれない。
MOON BALLADが出るようなことも書いてあるけど、出るんだろうか?
しかし、ここはDUBAI DESTINATIONが本命になるんじゃないかなぁ?
ケルンでも馬券が買えるのでぜひぜひ、勝負してみたいところだ(笑)

ちなみにその次のレースPRIX DE LIEUREY (Gr.III)で
私のPOG馬Winterthurが走ります。
こっちの方が期待(笑)


2003.07.11 - Dai Jin...und Tschüß!
 
Dai Jin!
いやはや、ちょっと遅れた感想ですが、気分がスカッとするような勝ち方をされてしまいました。
当然、Next Gina応援派だったのですが、3〜4コーナーでの抜け出しがちょっと早く、
兄以上とは思えない彼女ではゴールまで先頭を保ったまま突き抜けれるのか心配でした。
Storm Trooperに差され、外からの2頭に差されたわけですが、
兄とは違うにしろ彼女もかなり強いことが改めて分かりました。
今後Ginaはオペラ賞を目標にするそうです。楽しみだー。

さて勝ち馬Dai Jinですが、育ちはあのSchlenderhanだそうで。
Schlenderhanとは思えない血統ですけど。
POGで有力候補にあげてたんですが、名前で切ってしまって惜しいことを(T▽T)
ドイツには「さよなら」とか「川崎」とか「堺」とか「佳代」とか
いろんな日本風な名前の馬もいますが(もちろん「あきひと」も)、
POGではそういう名前は敬遠してしまいますね・・・。
ちなみにDai Jinは中国語で「じゃ、さよなら!」っていう意味だそうです。
(大臣ではないらしい)

で、そのDai Jinですが、ダービーで見せたあの直線の脚は今回が初めてではありません。
デビュー2戦目。直線が600m以上もあるDortmundで外から豪快に
全馬ごぼう抜きでNational Listenを制したときがあの脚を見せた最初でした。
Unionを勝った時は強引に内を突いてやってきましたし、根性もかなりなものですし、
今後の活躍も多いに期待できるでしょう。
2戦前は、前に行って2着に残るっていう違う展開のレースも経験済みですし。

2着に来たRansom O'Warは、なぜあんなに人気を落としたのか?
それはジョッキーによるものと、私達はわかっていたんですが、
他国でこの人気のなさは疑問に思ったりするんでしょうね。

しゅばるべさんの日記にこの変な事態がわかる内容が書かれているので参考に読んでみてください。
「罪」と「過ち」

まぁ、ようするにジョッキーが嫌われた&乗り馬を買いたくない=人気が落ちたっていうことなんですけどね。
馬を愛する国でちょっと(?)マズい騎乗があったためにダービーでもそんなに影響するんですね。
たとえ、ダービーで勝っていても「名誉挽回!」とは新聞に載らないでしょう。
逆に「2度とドイツに来るな!」とまで一部の人に言われるかもしれません。
ドイツの競馬好きたちも彼の騎乗を認め迎え入れてあげようよ。
ダービーで2着馬の紹介があったときに競馬場内で一番大きな拍手が私達だった、というのはちょっと悲しい思いがしました。

3着のStorm Trooperはパドックで(いつもながらの)イレこみようでしたが、今回のレースではスムーズに運べてました。
ただ、前がGinaだったために早めに抜け出してしまったことが、後の2頭に差された原因でもあるでしょう。
一度は大敗したもののこの馬の実力は相当なものだった、ということが証明された気がします。

Akihitoは成績からあまり人気を集めていませんでしたが、やはり良血(Aolusの全弟)だけあり、
レースをうまく運ぶとちゃんと上位にやってくる、といった感じですね。
デビューが遅かっただけに今はまだ未完成なのかもしれません。

North LodgeWild Passionは馬場が合わなかったのか、まだまだ経験不足だったのか、
ちょっと沈みすぎましたね。

なぜか一番人気になったNew South Walesですが、3コーナーあたりから
いっぱいいっぱいになって、最後は追わずして歩いて入線。

結果的には見ごたえのあるダービーでよかったです。
泊まったホテルは部屋の窓から競馬場がモロに見えて、最高でした。
でもホテルのフロントの対応は悪かったな・・・
競馬が好きで窓から競馬場が見える!っていう環境に満足する人用ですな(笑)

そして今週はドイツ3歳チャンピオンマイラーMartilloが古馬と初対戦。
オブライエンの馬が回避したのがちょっと物足りないですが、ほんとの実力が問われるところですね。
少なくとも勝ち、圧勝くらいしてからフランスへチャレンジしてもらいたいですね。
ま、古馬と5kgもハンデ差がありますからね。ここは問題ないでしょう。